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唯「ふう、けっこう買っちゃったね」 梓「はい、お金が飛んでっちゃいました」 唯「じゃあお姉さんがごはんをおごってあげよう」ポン 梓「い、いいですよ、食べる分はありますから」 唯「ここはわたしにまかせて!ね?」 梓「わ、わかりました」 唯「すんませ~~~ん、ジャンボパフェデラックスひとつくださ~い!!」 梓「なんですかそれ?」 唯「これはね、二人で食べると半額になるんだよ!」 梓「…それってもしかして」 唯「えっなに?」 梓「カップル限定じゃ…」 唯「ふえっ!?そ、そうだったんだ…どうしよう…」 梓「まあそういうことにしときましょう」 唯「わ、わたしがあずにゃんとカップル…///」 梓「て、照れないでくださいよ!///」 唯「えへへ…カップル…」ニヤニヤ 梓「どうしたんですか?さっき全然食べてなかったですよ?」 唯「な、なんでもないよ!ほんとだよ!?」 梓「あーわかりました」 唯「…そろそろ時間だね」 梓「そうですね…」 唯「ねえあずにゃん」 梓「なんですか?」 唯「あずにゃんの好きなひとってだれ?」 梓「だれって…澪先輩ですよ。前にも言ったじゃないですか」 唯「そうだよね。じゃあ、わたしの好きな人はわかる?」 梓「そういえばまだ聞いてなかったですね。誰なんですか?」 唯「わたしの好きな人はね…かわいくってね、ちっちゃくってね、ギターがうまくてね、しっかりしててね、…ああもう全部あげられないやっ」 梓(そ、それって…まさか) 唯「わたしのね」 梓(待って!それ以上言わないで!) 唯「好きな人はね」 梓(お願い!待って!) 唯「…あずにゃんなんだ」 梓(!) 梓「……どうしてですか」 唯「?」 梓「どうしてわたしのことを応援するなんて言ったんですか?」 唯「そ、それは…」 梓「好きな人が他の人を好きなのに…どうしてあなたは笑っていられるんですか!!」 唯「あずにゃん…」 梓「やっぱり唯先輩は変です…」 唯「ごめんね」 梓「あやまらなくていいです。唯先輩に頼んだわたしが悪かったんですから」 唯「そんなこと言わないで!あずにゃんのせいじゃないよ!わたしがいけないの!わたしがあずにゃんの応援するなんて言ったからなの!だから自分を責めないで!」 梓「…わかりました」 唯「…それでね、あずにゃん。わたしでよければね、付き合ってほしい。わたしのことだけを見てほしい」 梓「……」 唯「……」 梓「…ごめんなさい」 唯「……」 梓「わたしは…澪先輩がすきなんです。あきらめきれません」 唯「…そっか」 梓「ごめんなさい」 唯「あやまらないでよお…あずにゃんが決めたことなんだから」 梓「せんぱい…」 唯「じゃあ、澪ちゃんのこと、がんばってね。わたし、こんなんじゃ応援できないしね」 梓「はい…」 唯「じゃあ…これからもよろしくね、あずにゃん」タタッ 梓「あ、…行っちゃった」 梓「どうしよう…わたし、最低だ…」 梓「唯先輩の気持ちも知らずに協力してくださいだなんて…」 梓「もう、唯先輩に合わせる顔がないよ…」 …… 唯「……」ガチャ 憂「お姉ちゃん!おかえり!」 唯「……」 憂「お姉ちゃん?」 唯「…ヒック…うい~…グス」 憂「どうしたのお姉ちゃん?」 唯「ふられちゃったよ~~~~~!!!」ウワアアアアアン 憂「お姉ちゃん…」 唯「うわああああああん!!!」 憂「よしよし、がんばったね、お姉ちゃん」ナデナデ 唯「うわああああああああああん!!あずにゃあああああああん!!!」 憂「…落ち着いた?お姉ちゃん」 唯「うん…ヒック」 憂「…そうかあ、ふられちゃったんだね」 唯「うん…グス」 憂「…後悔してない?」 唯「…してない…っていったらウソになる」 憂「そうだよね」 唯「でもね…わたしはがんばったんだからもう何も言わない」 憂「お姉ちゃん…」 憂(嘘だよ…目がすごく悲しんでるもん) 憂(やっぱり、悲しんでるお姉ちゃんを見るのはつらいな) 憂(梓ちゃんを責めるわけじゃないけど…どうにかできなかったのかな?) 憂(もう…我慢できないよ。わたしがなんとかしなきゃ!) 翌日 純「おっはよう!憂!」 憂「うん、おはよう、純ちゃん」 純「梓はまだなんだ」 憂「うん、梓ちゃんが珍しいよね」 純「さては…昨日なにかあったな?」 憂「!!! そ、そんなことないと思うよ」 純「なんで憂があわてるの?」 ガラッ 梓「おはよう」 純「おはよう。おそかったね」 梓「うん、ちょっとね…」 純「ありゃ、わたしの予想が当たっちゃったかな」 梓「なんの話?」 純「なんでもないよ」 憂「おはよう、梓ちゃん」 梓「! お、おはよう」 純「? あんたたち本当に何もなかったの?」 憂「本当に何もないよ」 梓「そうそう、もう純はあいかわらずだなあ」 純「わたしはしつこいよ~」 キーンコーン 純「じゃあまたあとで」 梓「うん」 憂「ねえ梓ちゃん」 梓「ビクッ な、なに?」 憂「今日は、お話しできる?」 梓「ごめん…今日は部活で久々に合わせるから休めないんだ」 憂「じゃあ、明日は大丈夫?」 梓「うん、大丈夫」 憂「明日の放課後、話そうね」 梓「うん…わかった」 純(なにあの険悪なムード…) …… 律「おっはよー!」 紬「おはよう、りっちゃん」 唯「……」 律「おーい、唯、どした?」ブンブン 唯「ふえっ!?どどどどうしたのりっちゃん!?」 律「どうしたのって…ただあいさつしただけだろうが」 唯「そそそそうだったんだ!あは、あははは」 律(なあムギ、唯どうしたんだ?) 紬(それが…さっきからずっとこうなの。なんか心ここにあらずって感じで…) 律(うーん、聞いてみるか?) 紬(わたしも聞いてみたけどうまくはぐらかされちゃって) 律(じゃあわたしでも無理だな) 律「唯!今日はみんなで合わせるから部活休むなよな」 唯「うん!わかった」 ――放課後 さわ子「ふっかああああああっつ!!!」 律「うわ、うるせえぞ、さわちゃん」 さわ子「あのねえ、わたしが1週間どれだけ寂しい思いをしたかあなたたちわかるの?」 律「わかりたくもねえな」 さわ子「唯ちゃんなら分かってくれるわよね?」 唯「……」 さわ子「唯ちゃん?」 唯「は、はい!なんでございますでしょうか!?」 さわ子「なによそんなにびっくりして…変わった子ねえ」 唯「あははは」 澪(目が笑ってないな…どうしたんだろう) 紬「梓ちゃん、もっと飲む?」 梓「……」 紬「梓ちゃん?」 梓「は、はい!なんですか!?」 さわ子「梓ちゃんまで同じ反応しちゃって…どうしたのよ」 梓「な、な、なんでもないです…」 律(この二人なにかあったな) 律「さあ練習するぞ!」 澪「久しぶりに合わせるからな。張り切って行こう!」 紬「おおー!」 唯「……」 梓「……」 律「おい、そこのギター組、元気出せよな」 唯「うん…」 梓「はい…」 律「じゃあいくぞ。1・2・3・4…」カンカン ジューーーーン 律「おい!唯!」 唯「! は、はい!」 律「どうしたんだ?本当に何があったんだ?まるで元気がないぞ」 唯「な、なにもないよ!」 梓「そ、そうです!なにもないです!」 澪「なんで梓も否定するんだ?」 律「そういう梓もちょくちょくミスしてたぞ」 梓「すみません…」 紬「まあまあ…二人とも調子が悪かったのよね?もう今日はやめにしましょう?」 澪「そうだな…二人とも、今日はもう帰ろうか」 唯「うん…」 梓「はい…」 律「……」 律「じゃあな。二人とも、元気出せよなあ」 澪「また明日」 紬「じゃあね」 唯「ばいばい」 梓「さようなら」 5
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ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ お知らせ:wikiのメニュー構成を変更しました 店舗に投票できるようにしました 1人一票です 各店舗にコメント欄を設けました 出典:ラーメン二郎好きが「巨大ブタがのった一杯」をかき込みながら、思わず思索を深めてしまったワケ ラーメン二郎で巨大ブタに遭遇すると、いろんなことを考えさせられてしまう。 「ブタ」というのもまた二郎独特の用語で、ふつうのラーメンでいえばチャーシューのことである。 ただふつうのラーメンのふつうの「チャーシュー」は豚肉の塊を薄く切ったもの2枚ほど、というのが定番であるのに対して、ラーメン二郎の「ブタ」は、その名に負けぬように豚肉の塊がのっているのだ。まさに肉塊である。 いや、すべてのラーメン二郎で塊がのっているわけではない。 池袋東口や、新宿歌舞伎町にはのってない。この2店のブタはチャーシューと呼んでいいとおもう薄さである。たぶん、それはこの2店が背負わされている「ラーメン二郎の一種のアンテナ店」としての宿命なのだとおもわれるが、その話はいまは措く。 ほかにも塊とは呼べない店も少々ある。 ただ、もう、暴力的だともいえる「ブタブタ」した塊を出す店も多い。 亀戸店や川越店は、きれいに脂身と肉塊がロールになった美しい肉塊が乗ってくる。 もっと、暴力的にどがどがどがと入ってくる店もある。 塊が3個4個入ってくることがあって、あれ、おれ、ブタ増し(ふつうのラーメン店でいうならチャーシュー麺にあたるが、まあ、ブタ増しと呼ぶ以外にその実情を反映しきれない)なんか頼んでないんだけど、とおもったが黙って食べて、次に行っても同じで、その次に行っても同じで、ああ、これがここのふつうなんだと、やっと気づくというありさまで、でも次いくとそんなに入っていなかったりして、ラーメン二郎はいつも混沌のさなかにいる。 そうだ。 そこがおもしろい、と気づかされる。 一定ではない。つねにぐるんぐるんと変わっていく。 行くたんびになにかちがう、とそこをおもしろがれると、二郎はいろいろ楽しめる。 かといって40余店の中には、わりと一定をキープしている店もあって、そのへんは各店の店長の気質を反映しているようである。 ラーメン二郎で、ブタが巨大すぎるんだ、という話を、ラーメン二郎に行ったことがない若者に話していたら「いいじゃないですか」と答える。 二郎を食べたことがないから、つまり自分が知っているラーメンで想像するだけであって、ラーメン頼んだらチャーシューが巨大すぎるととらえて、それはいいじゃないですか、と答えているようだ。 たしかにふつうのラーメンなのにチャーシューが巨大だと、とてもお得そうである。 ラーメン二郎でブタに苦しんだことがなければ、そうおもうのがふつうだろう。 ラーメン二郎の特徴として、「いつもブレる」というのがある。 味が少々ブレるのは毎度のことであるので、さほど驚きもしないところで(と言いたいが、なんじゃこりゃあと、叫ぶのをぎりぎり止めるくらいに奇妙な味になっていることがあるからときには驚いているのだが)、困るのは量がブレるところである。 行くたびに、量が違う。 ときに二人で行って、並んで座らせてもらって、同じ「小ラーメン、トッピングはニンニクだけ」を頼んだけれど、二人の量が決定的に違っていることがあって、いまここで同じもの二つ作ってもブレるわけで、まあ、それがラーメン二郎である。 麺の量が気まぐれだし、ブタの量も気まぐれなのだ。 よくわからないけど、余ってるんで入れちゃえって感覚で入れているのか、今日はたまたまみんなに同等にこれぐらい多く入れているのか、なんかのはずみか、ひょっとしたら離れた席で頼んだ見知らぬ人の「ブタ増し」がおれのところに間違ってまわされているのか、いや、こんなに肉の塊がごろごろ入っているのは頼んだ覚えがないんだけど、というものが出てきたりして、それを黙って食べるばかりである。 シェフの気まぐれブタ増しである。 調子のいいときはいい。 楽しく嬉しくいただける。 でもいつもそう調子いいわけじゃない。 週に2回か3回行っているんだから、何かの拍子で、何も食わずに来たのにいっこうに腹減った気配がしないという絶望的なときがあるわけで、そこにいきなりブタのブタブタのブタブタが出てきたらとても困るばかりだ。 ふつうのお店で、チャーシューが予想より多いラーメンが出てきたら、それは嬉しいだろう。 でもラーメン二郎で、もともと麺の量がかなり多いのに(ふつうの店のラーメンの3杯ぶんくらいの麺量なのに)、それを食べきるのが今日はたぶんギリギリだろうと予想されるときに、そこに「シェフの気まぐれブタ増し増し」が提供されると、決定的に分水嶺を超えてしまうわけで、もともとは、広く平たいブタ1枚に赤ちゃんの握りこぶしくらいのブタの塊が1つ乗っているのが出てくる想定だったのに、そこへプラスブタの塊が2つ半追加されていると、嬉しいとはまったくおもえず、いやいやいや、いや、やめてやめてやめて、いやー、でもうまそうーうまそうやんけー、うまそーと叫びたくなるばかりである。 ぶ厚いサービスが、ぶ厚くのしかかってくる。 いちど、自分でもう10分超えているなあと自覚できる完全な「二郎での負け戦」のとき、まだ巨大なブタ塊2つが残っていたので(すでに平たいの1枚と小塊ひとつは処理しおわったのだが)はたして、この残りの肉塊を処理するのに(口の中に全部入れ込むまでに)どれぐらいかかるのか、心のなかで秒数を数えたことがあった。 夏の京都店なんだけど(京都店のブタもかなり殺人的に巨大なことがあります。京都の夏は暑おすなあ)1塊を食べるのに70ほど数える必要があるのがわかって、つまり1塊の処理に1分と少々かかるくらいだということで、2塊だと2分半、3塊で3分半と少しということになって、肉塊を詰め込むだけの処理にそれぐらいの時間を取られる計算になる。 ラーメン二郎でのラーメンはだいたい10分を目安に食べ終わらないといろんなものが悪化してどんどん苦しくなっていくのだが、そのうちブタを口に詰め込むだけでも3分以上かかったら、いろいろと苦しい戦いになって、負け戦に近づいていってしまう。 二郎でずっとブタ塊を咀嚼しないといけない時間、そのとき、いったいおれは何をしているのだろうと、そういうおもいがめぐることがある。 まずいわけではないが、べつだん特別においしいものを食べている至福の時間というわけでもない。ただの作業となる。 ふっと、ふだんはラーメンを食べているときにチャーシューはとても旨いものに感じているが、あれは本当に味として旨さをしっかり認識しているのだろうか、はなはだ疑問であるぞと余計なことまで考え出してしまう。 まあ、もともと私はあまり旨みだけを求めて食事するほうではなく、だからこれだけラーメン二郎を食べ続けられているのかもしれないが、それは放っておいてくれ、でもうまいとおもうチャーシューはしっかりある。うまいチャーシューとふつうのチャーシューとおいしくないチャーシューの区別もつく。チャーシューばかりに力を入れすぎてほかのものが見えなくなっている本末転倒なラーメン店にも行ったことがある。 そこを踏まえておきながらも、ふだんラーメンを食べているときに、チャーシューをとてもうまく感じるのは、それは味ではなく「量の少なさ」に起因しているのではないか、と、この人生では気づく必要がなかったことまで、おもいついてしまう。 ふつうのラーメンにおいて求めている肉は想像よりも多く、それをはるかに下回るふつうのラーメンのチャーシューでは、味よりもまずその稀少さをありがたがっており、5枚ほどのっかっているチャーシューメンでもまだまだ足りずにその少なさゆえに感動しているばかりであって、本来の肉の旨みとは少しかけ離れたところにラーメンのチャーシューはポジショニングしているのではないか、少ししっかり味がついていれば、それだけでありがたがっているのではないかと不思議な観念につかまってしまい、老人しかいない国のごく少数の若者のような存在みたいだなあと意味不明な夢想までもしてしまう。 若さばかりに目が眩んで期待だけを持ってその中身が吟味されていないということだと自分で説明しながら、まあ、ブタが多すぎると、その処理作業中に余計なことばかり考えてしまうのはたしかである。 ラーメン二郎ではその巨大さゆえに、ブタ塊は本来のラーメンでのチャーシューの位置にはあらず、かえって「苦しみのもと」となることがあり、苦しみに直面してただの咀嚼作業を数分間延々と繰り返しているときには、あまり味を感じられない。 ラーメン二郎では「麺を食べきる」ことに集中するのが本道であると私はおもっている。 ヤサイもブタも「合間に」食べられているぶんには、おいしく幸せである。 麺が減っていく作業のなかで、ヤサイもブタもどんどん減っていき、やがてほぼ見えなくなると、それは幸せな二郎人生だったと感じられる。 麺をほぼ食べ終わったのに、ブタが残っており、最後にブタに立ち向かうとなると、とても苦しい。 ブタの塊だけが2つ3つスープに浮かんでる状態にしてしまったとき、ああ、おれのこの二郎人生は失敗だったのだ、と小さく叫んでしまう。なぜあのときもっと肉塊に立ち向かわなかったのだ、もっと真剣に二郎人生の後半を見据えて、若いうちにきちんと立ち向かうべきだった、ばかだった、と強烈な慚愧の念に襲われるのだ。 過剰を経験して、初めて本質に触れられるのかもしれない。 ブタ肉は、はたしてラーメンに本当に必要なのだろうか。 そういえばブタの位置が店によってちがう。 かならずブタが一番上にのってる店もあれば(つまりヤサイの上にブタがのっかっていて、ブタの全容をすぐさま目視確認できるタイプ)、ブタはヤサイの下にある隠れている店もある。つまり麺のすぐうえにブタをおいて、その上ににヤサイをのっけている店で、たぶん、少しのあいだでも、ブタが濃いスープに漬かってうまくなるようにという配慮にもおもえるが、ブタが見当たらないと不安になる。 わたしは手でヤサイを押しのけて、下からブタをサルベージしてきて、上にのっけなおして写真を撮るようにしているが、ただ、全ブタを引っ張り出せたかどうかが、その時点では定かではない。 2塊(ないしは1平べったいのと1塊)がふつうではあるが、店によっては3塊や4塊、細かく5塊ってこともあって、それはあとで進んでいくと海中(スープの中ってことです)で残りの部分が発見されることになり、ふつう規模のラーメンを食べているときだとひたすら嬉しい豚肉残りの発見であるが、ラーメン二郎の場合は、え、まだあったのと、ちょっと驚きになってしまう。 ラーメン二郎では、ブタにあまり主役ぶりを感じられない。 それはどんなに盛られようとヤサイが主役ではないのと同じだ。 わざとそう感じさせるためにいっぱいいれてるのかもしれない。 ラーメンにのっているブタ肉の存在は、ひょっとして旨さを加えるためではなく、いまいるところとはどこか別の場所を想像させるためだけの装置になっているだけかもしれず、それが旨さを感じるきっかけになっているのにすぎないのではないか。 などという意味不明な想念に取り憑かれてしまう。 ラーメン二郎高田馬場店があったときは、あそこの肉はいつもほぐしてあって、そのほぐしブタがめっちゃうまくて、ときどきにたようなのが出るところもあるが、かならず1塊ぶんをほぐしていた高田馬場店ほどのほぐしはなくて、ああ、なつかしいなあ、と言ったところでどうしようもない。 ラーメン二郎で、ラーメンに立ち向かっている時間が長くなると、ときにさまざまなことを想像してしまう。 ふつうの風景が違って見え始め、それはラーメン二郎のラーメンそのものが、いろんなものに疑問を投げかけるパワーに満ちているからだろう。 人生に不必要ないろんなことまで考えてしまうのは、それがラーメン二郎が持つ不思議な力ゆえだとおもわれ、また、何かしらのパワーをもらうために、今日もまた何も考えずにラーメン二郎へと向かうのであった。ラーメン二郎へは頭からっぽで向かうのがよい。 コメント欄 名前 定期的に見に来てるけどこれ今になって新しく追加された? - 名無しさん (2023-10-21 13 15 53) 哲学的ですき - 名無しさん (2022-10-21 20 13 27)
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テレビで日本シリーズ最終戦を見ていた3姉妹 試合終了 ヒルマン「しんじられな~い」 レイ「…終わったの?」 ルリ「はい。日本ハムが勝ったみたいですね」 レイ「…青い方が負けて赤い人が喜んでるのが気に入らないわ。 有希、あなた野球得意だったわよね。青い方に勝たせなさい」 有希「推奨できない。試合終了前であればそれは容易。 しかし既に結果が公衆に放映されているため情報の改竄は深刻な被害を伴う」 レイ「…わたしもうハム食べない」 ルリ「…レイ姉もとから肉食べないじゃないですか」
https://w.atwiki.jp/puchiguru/pages/276.html
ステータス ★5 ★6 スコア Lv1 235 295 LvMAX 669 929 カードスキルスコア達成時にゴールドが増えるよ 発動条件 1,000,000点 効果 4.0% 6.0% スペシャルスキルショータイムが始まって画面上部に大きなスコアボムが出現するよ クールタイム 60秒 60秒 出現数 2~2個 3~3個 解説 カードスキル「スコア達成時にゴールドが増えるよ」 スコアが100万点を超えた時、それまでに稼いだゴールドの4%相当のゴールドを入手。 「100万点」という発動条件は、ある程度ぷちぐるやカードのレベルが上がればあっという間に到達してしまうため 効果はあまり期待できない。 スペシャルスキル「ショータイムが始まって 画面上部に大きなスコアボムが出現するよ」 桜内梨子 (Thank you, FRIENDS!!)を彷彿とさせるようなスキル。 ショータイム開始+大きなスコアボムの組み合わせで、お手軽に大量のスコアを稼ぐことができる。 なるべく多くのぷちぐるを巻き込めるように、ボムは画面中段付近まで落としてから消すのが望ましい。 外部リンク カード紹介動画 (公式YouTube)
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ラーメン(最後のラーメン屋、涙のラーメン)はナノク設定資料を利用するために用意された創作のプロットである。以下に概要を示す。 ** 下町に一人のラーメン屋を営む男がいた。二十代の頃に軽い気持ちでラーメンを始めたが客はほとんど来ず、やる気も無いので味も悪かった。ある日時計を食べさせてくれという男がやってきて、店に置いてある置き時計をむさぼり食らう。奇妙に思ったが一晩だけ泊めてやり、時計の男は礼を言って店を去る。その日から店に変化が起こり、少しづつ客が増え始める。やがて近くの雀荘から流れてくる食品工場の常連ができ、店のあまりのラーメンのまずさに今度同僚を大勢つれてくるという。初めは自暴自棄になっていた主人だが、そのうちにたぬきその他の動物たちも遊びにきてラーメンのつくりかたを指南する状況となり、少しばかりラーメンに興味がでて、店はわずかながら繁盛するようになった。しかし、男の不機嫌はなおらなかった。 男がラーメン屋をやっていたのには理由があった、十代の頃にお世話になった兄貴格の男が始めた店だったからだ。行方不明になってしまった兄貴格が帰ってくるかもしれない、と思い、男はまずいながらもラーメン屋を続けていた。店はあけておきたかったのだが、ラーメン自体はどうでもよかった。(とはいえ、生活に困窮する程客が来なかったので、困ってはいたが) やがて店は大繁盛する。夜中にやっていて、夜の商売が終わって空いている店で、味も独特である種の依存性のようなものがあった。男のラーメンを食べる客はくちぐちにその味やその味のゆくえについて勝手な事を言った。男はとりあわなかった。食品工場の常連たちは余った食材をもってきて、たぬきやその他の動物たちも協力をして。その地域にはこのラーメンあり、というまでに店は有名になった。 ここまでくると男の好奇心にも火がつきはじめ、食品工場の常連たち、たぬきやその他の動物たちがいう「ほんたうの味」というものがどういうものなのか、寝食を削ってまで研究にはげむようになった。 店は全盛期を迎える、男には妻がいて店は二人できりもりしていたが、人手が足りないので人を雇おうということになる。しかし妻は反対をして、二人の方が気軽だといい、男もそれを受け入れて忙しいながらも二人で商売をつづける。しかしそれがもとで妻は過労で倒れ、病院に運ばれる。病院で妻が胃ガンで、余命三ヶ月だと男は知る。消沈する男だったが、食品工場の常連たちやたぬきやその他の動物たちのいう「ほんたうの味」にはガンを治す効果がある、という話しを信じて、看病のかたわら、ラーメン作りに没頭する。 男と妻は幼なじみだった。男はいい加減に生きてきて、妻はそれをいやいやながら見守ってつれそっていた。男がふとしたことがきっかけでラーメン屋をはじめて、妻ははじめ文句ばかりだったが、そのたびに喧嘩をした。ラーメンの研究に没頭するようになってからはそこまでやる必要は無い、といって文句をいったが、男は半ば無視をしてラーメンを作り続けた。妻へのいろいろなしわよせが頭をよぎりながらも、男はついに納得のいくラーメンを完成させた。しかし時すでに遅く、ガンの進行により妻はこの世を去ってしまう。 店を臨時休業し、茫然自失となった男の頭によぎるのは妻との思い出や生活だった。しかし、今度はそれが男の心へ重い足かせとなっていく。あらゆる美しい思い出やそれを想起させるものが、男にとって茨のような苦痛を感じさせるようになった。楽しかった思い出や大好きだったジャズ、あらゆるものが彼の心の穴をふさごうとする。息ぐるしくなってのたうちまわるところで、たぬきたちは「ほんたうの味」を作り出すことのできた男の腕を褒めたたえ上げるのだった。二人で立っていた厨房にも立つ事がかなわなくなった男はラーメン屋をやめることを決心する。「本当だか嘘だか何だか知らねえが、もう俺にはラーメンは無理だ」 転機のきざしは見え始めていた。反省したたぬきたち、依然あまった食材を届けにくる食品工場の常連たちが男の様子を見にやって来る、初めは来れば塩をかけて追い払っていたが、他の近所の常連たちも置き手紙をするようになっていた。男は夢の中でスープの大海にいた。かつて客たちがいっていた、ラーメンの方向性についても耳をかたむけた。夢の中で男は鍋に火をいれ、製麺機のスイッチをいれ、スープを作り始めた。が、そこまでだった。何夜か経ったあと、男のもとに時計を喰って帰った男がどす黒い腕をしてやってくる。男は時計の男が兄貴格の知人で、困った時にここに来るように、と言われていた事を知る。男は時計の男から兄貴格が書いたとする手紙を渡され、時計の男は手に職をつけるためにラーメンの作り方を教えて欲しい、と懇願する。男はラーメンの作り方を時計の男にていねいに教えながら、再起を決意した。 開店の噂を聞きつけた常連たちはどこからともなく集まり、開店の日にはかつてのように長蛇の列ができていた。 男が再度厨房にたつことは叶わなかった。時計の男は見ようみまねでラーメンらしいものができるものの、常連たちの納得するような味ではなかった。男は頭をかかえ、時計の男は泣いていた。やがて客たちのめいめい自分勝手な言葉が、ラーメンの味を変えていった。男はそれらの言葉をていねいに書き取って、ついにレシピは完成した。そこの頃には時計の男はいなくなっていた。 レシピは完成し、学生や主婦、同業者、あらゆる人に男はそのレシピを教えた。今では誰でもそのレシピを作ることができるような「あたりまえの味」になる。男のラーメンが「ありきたりの味」や「なつかしい味」になったころ、長年の重労働によって男の体には限界がきており、店はついに閉店する。 男がラーメンをつくることはもうないだろう。しかし沢山の同じラーメンを作る人が今ではいた。男はラーメンがことさら好きというわけではなかった。ラーメンについて聞くと「ラーメンは食べない、体に悪いって、医者に止められてるんでね」と男は答えた。 *** このプロットについて この話しは半ば都市伝説的になっている。語る人の利害や様々な感受性によって、様々な尾ひれや憶測がつく。そのラーメン屋を食べたものはおかしな力がつくようになるとか。そのラーメンを一度食べるともう食べずにはいられなくなるとだか、時計が足りない男の他の逸話などである。(ホリゾンタルフィクションも参考のこと) このプロットはナノクプロットの第一号となっている。 *** 題材や効果など このプロットはラーメン二郎の店主と池袋大将軒の店主のエピソードが下敷きになっている。時計の男、兄貴、「ほんとうの味」はマクガフィンであり、所々出てくる現実にはありえないと思われる事態や事象は、妄想や仮想現実などではなく、ナノテクノロジーを下敷きとした現実である。プロットは現実のエピソードが下敷きとなっているが、それらを忠実に再現するものではない事は、断り書きをいれたほうが良いかもしれない。 ナノテクノロジーやマクガフィンの扱いは制作者の判断にゆだねられるが、このプロットで重要となるのは、ガンに打ち勝つ事のできなかったテクノロジーに対する無力感である。同じような無力感は諸星大二郎の中編「無面目」に出てくる、混沌として天地開闢いらいの英知を持っていた神だった男は、顔を持ったがために記憶を失い、暴虐の限りを尽くした後麗華という妻を手に入れる。魂魄の飛び散る様の分かる混沌ではあるが、飛び散る魂魄をどうすることもできない。歳もとらず死にも遠い混沌は麗華の死を受け入れることができずにこの世から消滅する。 技術は万能ではない、しかし、うまいラーメンを作ることはできる。もう一つこのプロットで焦点となるのは化学調味料の扱いである。ナノク風の店主もいれば、エスノ風の店主もいるだろうし、大地の声に耳をかたむける店主もいるかもしれない。しかし、妻の死は揺るぎのない事実としてプロット中にあって、そこを変えてしまうとプロットの意義は薄れる。 もう一つの切り口は、ラーメンという食べ物の持つ文化的な背景である。ラーメンは中華料理のコンテキストから派生したものであるものの、だしとめんからなるそばうどんのフォーマットによって成り立っている。ここに肉食という旧体制の禁忌が複雑に麺とスープにからみついている。伝統料理が文化相対主義によって一旦横並びにディコンストラクションされた様は、麗華の魂魄のようである。ラーメンは一旦等価になってしまったものの味を、懐古趣味的でなく、未来を見ながら再構築しようとする。ゆえにナノクのプロットとなっている。 似たような例としては、メルヴィル「白鯨」及び父と子の感動巨編「チョコレート・カスタマイズ」を参考のこと。 「ほんたうの味」およびたぬきの登場は宮沢賢治、セロ弾きのゴーシュのオマージュとなっている。このプロットはゴーシュ宮沢のその後というとらえかたもできるだろう。 http //www.sthills.co.jp/jiro.htm http //www.jinzai-bank.net/careerlab/info.cfm/tm/085/ ナノクプロット トップページ imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。
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詩歌藩国下着うんちく 文・画:豊国 ミルメーク 詩歌藩国トリビア:詩歌藩国民の正装は、パンチラである のっけからキャッチーなトリビアを紹介してみたが、いかがだっただろうか。これは嘘ではない。まぎれもない真実である。現藩王である九音氏も戴冠式のときはパンチラだった。もちろん列席者も、詩歌藩国出身者は全員そうだった。 これは別に詩歌藩国民に特殊な趣味があるわけではない。まずは詩歌藩国の伝統的な下着についてご説明しよう。 詩歌藩国は北国である。北国といえば、寒い。この寒さをしのぐために作られた一番内側に着る衣服が、この国の下着の始まりだった。 防寒を目的とした衣服は密閉性が高い――つまり身体のラインに沿うように裁断され、細かい縫い目で縫製され、たくさんのボタンや紐で合わせ目を綴じられている、そういうものが適している。 詩歌の下着は早い段階で上下に分かれた二部式となった。これは、ワンピースよりツーピースのほうがより身体に密着するためである。 このように詩歌藩国の下着の原型は、腰まで覆う長袖のシャツと足首までの長ズボンとして発祥した。この上にローブやコートなどの長衣や長ズボンを身に着けるのである。 時代を重ねるにつれ下着も進化する。当初は否応無く実用的なデザインのままの下着たちだったが、建築技術が発達して屋内の保温能力が向上した頃から防寒一辺倒だったファッションの流れが変わった。 より開放的なデザインの衣服が好まれるようになったのだ。しかしいくら技術が向上したとはいえ、暖房なしで生活できるほど室内が暖かくなったわけではない。実用と流行が真逆を向いてしまう時期があった。 これを解決したのが下着である。そもそも当時の下着はまだ衣服の一種であり、隠すという概念が育っていなかった。そのため、この下着をうんと華やかにして、開いた襟や広がった裾から見せてしまえばよいという話になったのである。 そんなわけで下着の袖や襟や裾が、華々しくレース・フリル・リボン・刺繍・宝石・毛皮(※1)で飾り立てられるようになった。 「カーネーションが覗いているよう」と評されたこのファッションは、カーネーション・スタイルとして男性女性問わず流行し、そのまま詩歌の伝統的第一級正装となっている。 もちろんパンツもしっかり見えている。ややゆったり目のデザインのドロワーズは子供・若い女性に好まれ、足にぴったりのカルソンは若い男女が特に好む。パンタロンはそれより上の世代が好むようである。このドロワーズ・カルソン・パンタロンは、詩歌藩国では全て長ズボンタイプの下着である。 ①腰の下までの丈のシャツ ②足にぴったりしたカルソン。裾に飾りをたくさんつける ③ペチコートは保温と装飾どちらの用途も兼ねている ④後は上から服を着るだけ 近年は藩王があえて性別を公表していないことから、詩歌藩国ではユニセックスデザインの衣類が好まれており、タイトな衣服よりルーズなデザインのものが主流となっているため、この見せる下着にもカジュアルな普段使いのものが増えている。 また、従来のものとは違う新しい下着も最近出来た。 伸縮性に富み、保温と湿度調節を両立できる新素材の開発がなされ、その素材を用いた全身を覆うデザインの下着が開発されたのだ。いわゆる全身タイツである。 これはやや高価なため主に軍向けに使用されている。暖かく動きやすいがトイレにちょっと行きづらいという評判である。 以上が詩歌の下着事情である。パンチラに胸ときめかせた紳士諸君の知的好奇心が満たされていることを祈る。 なお、蛇足ながら詩歌で下着を購入する際の注意点を。 王族なら下着も体に合わせたオーダーメイドなのだろうが、一般的にそんな贅沢はとても無理である。しかし詩歌の主婦/夫には標準装備されているとある技能があった。 店で購入した下着に手を入れ、家族の身体のラインに合ったものに作り変えてしまうのである。これは代々防寒のために立体裁断・縫製技術を磨いてきた結果で、そのため詩歌で売られている下着はこれを見越して他国より大きめに作られている。 メーカーによってはMサイズを買ったらLLだった、なんてこともあるので、くれぐれも試着してから購入することをおすすめする次第である。 ※1 防寒目的で下着の内側に毛皮を用いることは多かった。しかし現在の詩歌藩国では天然素材は使われておらず、フェイクファーが使用されている。これは必要以上の殺生は避けようという風潮と、始めから形を決めて作れるという手軽さが合致した結果だとか。
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高木社長「あー、そこでこっちを見ている君」 執筆開始日時 2010/08/06 元スレURL http //yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1281091676/ 概要 春香「はい?なんですか、社長」 社長「君は……誰だったかな」 春香「……高木順一朗です」 社長「ほほう!天海春香!いい名前だな!」 春香「どういたしまして」 社長「豆かんひとつ」 春香「甘味じゃないです。天と海です」 社長「じゃあ煮込み雑煮」 春香「ですからごめんなさい。それも冬からのメニューなんですよ」 タグ ^天海春香 ^不思議系 まとめサイト SS宝庫~みんなの暇つぶし~
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「あずさままー」 梓「はーい。」 「ういままー」 憂「あいちゃーん。あんまりお水に近寄ったらダメですよー。」 「うん!」 冬の冷たい潮風を物ともせず、砂浜を駆ける小さな姿。 梓「愛はホントにお母さん譲りのやんちゃさんだね。」 こちらに向かって、小さな手を一生懸命に振る愛に、憂が小走りに駆け寄りその小さな体を抱きよせる。 これは私達親子3人のある冬の日の物語。 程なくして、目的の場所である海辺の小さな食堂に辿り着く。 愛「おじーちゃん、おばーちゃん、こんにちは!」 出迎えた老夫婦は、毎年成長していく愛の姿に目を細めている。 梓「今年も御厚意に甘えさせて戴きに参りました。」 爺「こちらこそ、毎年来てくれて感謝していますよ。」 小さな愛の身体を愛しそうに抱き締めて、お婆さんが深い感慨を込めて告げる。 婆「愛ちゃんもこんな立派に大きく育って・・・。」 憂「春からは幼稚園の年長さんになります。」 婆「年々お母さんの・・・唯さんの面影が濃くなってきますね。」 憂「そうですね、私も時々幼かった頃の姉の姿と錯覚してしまいますね。」 愛「ういままないてるの?」 憂「あいちゃんには、そんな風に見えるのかな?」 愛「んーわかんない」 梓「ふふ、愛のそう言う不思議な感覚も正しくお母さん譲りだね。」 愛を憂に任せて、2階の部屋に向かう。 扉を開き、時間が停まったままのような毎年何一つ変わる事の無い室内へ足を踏み入れる、唯先輩がその最期の時を生きた部屋へと。 元から据え置かれていた家具を除けば、唯先輩の私物と呼べる物はほぼ皆無だったと言ってもいい。 僅かな衣類と、最小限の身の回り用品、そして深紅のギターだけが、唯先輩がここに居た証。 梓「唯先輩、今年もメンテに来ましたよ。」 用意してきたツールを取り出し、私は年に一度の仕事に取り掛かる。 機械的に作業を進めながら、様々な記憶が脳裏を過ぎる。 大学進学を機に一人暮らしを始めた唯先輩が、突如私達の前から姿を消したあの夏の日。 自暴自棄に陥りそうになる憂を守るためだけに生きた秋の日。 警察による失踪人探索が、唯先輩の死という最悪の形で決着をみた冬の日。 そして、唯先輩がこの世界に残した最大の希望、それは産み月に満たない小さな命を、まるで己の全て捧げたかの様に最期の瞬間に産み落とした新たなる命。 今は愛と呼ばれる、唯先輩の忘れ形見にして、私と憂の最愛の娘。 愛「あずさままー」 階段を登ってきた愛が、私の背中に小さな身体を預けてくる。 梓「もうすぐ終わるから、お行儀良く待てるかな、愛?」 愛「うん」 私の隣りに座り興味津々な目で、産みの母の形見のレスポールを見る愛。 梓「愛もギターを弾きたい?」 愛「うん!ままみたいにひきたい!」 この「まま」は果たして誰を指しているのか… 産みの母を見た事が無い愛が、知っている訳が無いのを承知で疑問に思ってしまう。 梓「よし、完了。」 その声を待っていたかのように、愛が私に促す。 愛「ままのおうたひいて!」 これも不思議な話だけど、愛は生まれる前に聞いたという歌を「ままのおうた」と呼んで、よく口ずさんでいる。 梓「それじゃ、愛のリクエストにお答えしようかな。」 私は海を見渡す窓辺に腰掛け、弦を爪弾く。 愛を身籠もった唯先輩は、この食堂に住み込みで働きながら、夜になるとここに腰掛けギー太を爪弾いていたらしい。 きっと今の私の様に…。 私の爪弾きに合わせるかの様に、部屋に入ってきた憂が歌う。 憂♪筆ペンfu-fu 震えるfu-fu 初めて君へのwritten-time 正直助かるよ、歌は苦手だから。 憂♪君の笑顔想像して~ 私達の歌を聞いていた愛が突然立ち上がると、押し入れを開けてなにやら中を探している。 そこには何も無かったけど? 暫くすると、愛は一通の大きめの茶封筒を持って出て来た。 愛「ままのおてがみだよ」 私と憂は歌を止めて、愛の手にするモノを見つめる。 愛「はい、ういまま」 憂「あ、ありがとう、あいちゃん。」 震える手で受け取った憂が中を調べると、入っていたのは何枚ものハガキと一冊のノート。 私達はハガキの宛名を一枚一枚確認する。 律先輩、澪先輩、ムギ先輩、さわこ先生、両親 そして、憂と私 それぞれの私信は読まずに、自分達へのハガキに目を通す。 そこに書かれていたのは、ありきたりな季節の挨拶と、謝罪の言葉、そして幸せに暮らしているという近況報告。 憂と二人でノートに目を通す。 いくつかの作詞と共に残されていたのは、唯先輩の日記のようなモノ。 真剣に恋をした事。 愛する人を病で失った事。 二人の愛の結晶を身籠もった事。 誰にも迷惑をかけたくない為に生まれた街を出た事。 この食堂での老夫婦と過ごした幸せな時間の事。 そして…生まれてくる子供の名前を「愛」と名付けようと思っている事。 窓辺を見ると、愛が小さな身体にギー太を抱えて、弦を爪弾く真似をしながら歌っていた。 愛♪きみがいないとなんにもできないよ きみのごはんがたべたいよー 参ったな…唯先輩、あなたはどうしてこんなに…。 私と憂はただ黙って泣いた…だって、なにも言葉はいらないから。 それを見た愛が目にイッパイの涙を浮かべて、私達の元へと駆け寄る。 愛「ういまま、あずさまま、なかないで」 私達3人は初めて一緒に泣いた。 唯先輩、あなたの娘は…愛は元気に育っていますよ。 私達3人は部屋を後にすると、食堂の老夫婦とお別れの挨拶を交わした。 婆「愛ちゃん、また来てね。」 愛「うん!」 爺「ギターは持って行かなくていいんですか?」 憂「はい、身勝手なお願いですがもう少しあの部屋に置いてあげて下さい。」 爺「私達は構いませんよ。唯さんは私達にとっても娘同然ですから。」 憂「本当にありがとうございます。」 梓「愛がもう少し大きくなってあのギターを弾けるようになったら…その時まで、お願いします。」 冬にしては、穏やかな波の砂浜を3人で手をつないで歩く。 見上げると、唯先輩が、私が、憂が、そして愛が見たあの窓辺。 また来年訪れた時もきっと変わらない風景。 唯先輩、私達は幸せに暮らしていますよ。 お し ま い 14
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カーメン・カーメン ヌビアの王 台詞 雇用時:「我々もあなたと平和共存を望んでいる。」 死亡時:「機会があればまた会おうぞ、フホハハハハハハハ!」 戦闘ボイス +前進時 「汝らはいずれ、私の下へ跪く奴隷となるであろう!」 「ヌビアは数千年の歴史の彼方から蘇り始動する!」 「私はヌビア・コネクションの王、カーメン・カーメン!」 「ヌビアの王、カーメン・カーメンが最後の挨拶を送ろう!」 「フホホホホ……。」 +互角、優勢、劣勢時 「汝らはいずれ、私の下へ跪く奴隷となるであろう!」 「ヌビアは数千年の歴史の彼方から蘇り始動する!」 「ヌビアの王、カーメン・カーメンが最後の挨拶を送ろう!」 「とくと見るがよい……。」 「フホホホホ……。」 「フホホホホ、フハハハハハハ!」 「私の足に接吻するのだ……。」 「クズはクズらしい死に方をするもの……。」 「私に触れて生きおおせた者はいない……。」 「ぬかるな……!」 「お前たちに、既に未来はない……。」 汎用タイプ ステータス(個人・部隊スキル込み) 本編 レベル クラス名 HP MP 攻撃 防御 魔力 素早さ 技術 HP回復 MP回復 移動タイプ 移動力 召喚数 ノック耐性 財政値 種族 性別 35 大アトゥーム聖艦 27000 100 152 103 152 60 84 0 15 飛行 150 0 無敵 0 風評被害族 男性 45 大アトゥーム聖艦 32000 100 182 123 182 60 94 0 15 飛行 150 0 無敵 0 風評被害族 男性 55 大アトゥーム聖艦 37000 100 212 143 212 60 104 0 15 飛行 150 0 無敵 0 風評被害族 男性 ランダムシナリオ(ひとくちランシナ) レベル クラス名 HP MP 攻撃 防御 魔力 素早さ 技術 HP回復 MP回復 移動タイプ 移動力 召喚数 ノック耐性 財政値 種族 性別 1 大アトゥーム聖艦 5000 250 50 35 50 60 50 0 15 浮遊 150 0 無敵 0 風評被害族 男性 30 大アトゥーム聖艦 12250 250 137 93 137 60 79 0 15 飛行 150 0 無敵 0 風評被害族 男性 耐性(個人・部隊スキル込み) 近接 弓矢 火 光 幻覚 混乱 長柄 銃撃 水 土 麻痺 石化 能力低下 突撃 風 雷 毒 恐慌 闇 魔力 沈黙 即死 汎用系 0 0 0 0 +5 +5 迎撃系 0 0 0 0 +5 +5 +2 衝突系 0 0 0 +5 +5 その他 0 0 +5 +5 一般ユニットより高い・低い耐性は強調表示 戦闘スキル スキル名 LS 習得LV 攻撃力 射程 属性 減速 消費MP 備考 ヌビアの光 魔力×20%(範囲横長楕円状)(貫通・5HIT) 800 光 0% 使用後行動不能(2回分)使用後同スキル使用不可(8回分)ランダムシナリオでは消費MP200 クリスタル砲 攻撃×90%(範囲線上)魔力×20%(範囲線上)(貫通2・HIT) 500 光 80% 接敵時使用不能使用後砲撃系スキル使用不能(2回)ランダムシナリオのみ使用可能 機銃掃射 攻撃×100%(120回)魔力×20%(120回) 500 銃撃 50% 使用後行動不能(2回分)使用後同スキル使用不可(8回分)ノックバック(歩兵にも少し効く) 破壊宣告 攻撃×100%(30回)(範囲極大)(風)魔力×20%(30回)(範囲極大)(風)攻撃×100%(360回)(範囲大)(属性ランダム 風67%火33%)魔力×20%(360回)(範囲大)(属性ランダム 風67%火33%) 200~800 風 火 0% 放物線軌道ノックバック(歩兵にも効く)使用後行動不能(2回分)使用後同スキル使用不可(8回分)ランダムシナリオでは必殺技化(3回) 整列"掟の鬼" 最大限(移動力アップ) 自分のみ 移動力アップ 100% 移動力アップ 部隊スキル スキル名 習得LV 効果 備考 部隊長運用 ランダムシナリオ限定 素早さ+50 部隊長運用(LS) ランダムシナリオ限定 素早さ-50 部下のみ効果あり 個人スキル スキル名 習得LV 効果 なし 雇用 雇用可能兵科 893天狗 フレア・ウィッチッパ アース・ウィッチッパ クラウド・ウィッチッパ アリガト・ナース クリスタルゴ型機動ロボ スキTIT ハクシン・レッドライン メタボンバーダ 旗揚げ時勢力名 ヌビア・コネクション 雇用費 ランダムシナリオ 15000 ひとくちランシナ 15000 考察 操作や運用方法 敵対時の対策などの解説 キャラ解説 ゲーム内の設定 元ネタ ちなみに、彼の宿敵であるJ9一行(ブライガー)は本作に登場しないものの、 SKIZ兄貴(イベントテキスト内CO)曰く「ほのぼの神社勢の専用ラスボスにしようかと思ったが、シナリオからして突拍子も無い気がしたからやめた(雑な解釈)」との事である。 コメント 名前 コメント
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遺書 わたしは つるぎのはを ひだりむねに ついた。 ・・・ドクドクと ちが わきでてくる!! ああ!! なんて おろかなのだ。 じぶんの いのちを じぶんで たってしまうとは!! ・・・わたしなきあとの せかいは やみに つつまれて しまうであろう・・・。 … … … ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! ああっ ひが・・・!! たのみのつなの ひが きえてしまった。 くらい!! みわたすかぎり まっくらやみだ!! わたしは あかりを もとめて てさぐりで いどうしようとした。 ゴンッ!! そのとたん あしがすべり かべに きょうれつに たたきつけられてしまった。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! わたしは ガイコツに むかって およぎはじめた。 グイッ!! さめだ!! もうれつな ちからで わたしの あしを ひっぱっている!! おろかにも じぶんの にくたいを えさとして さめに ささげてしまった。 わたしが さめの いぶくろに はいりきるころは ここは ちの いけのように なっているだろう。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! とつぜん くろいかげが わたし めがけて とびかかってきた。 ひいっ!! なんだ? こいつは・・・。 きみょうに へんけいしている!! よくみると くろい いぬのようだ。 どうやら じっけんによって どうもうな けものに かえられたらしい。 あれこれ かんがえているうちに けものは わたしの からだを くいちぎった。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! わたしは くらやみを はしごづたいに おりていった。 はっ はしごが ない!! おもわず あしを ふみはずして しまった。 くらやみに らっかして しぬことは わたしの うんめいだったのかも しれない・・・。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! かがみが われた。 おっ なんだ!! くうきを すいこんで いくぞ!! ・・・うわーっ!! からだも すいこまれてしまった!! かがみの そとには くうきが ない!! こきゅうが できない!! だっ だれか!! たすけてくれ!! ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! うおーっ!! わたしは さけびごえを あげ ほのおの なかへ ホップ ステップ ジャンプ・・・ かーるいす!! わたしは もえつきてしまった。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! むなしい さけび!! わたしの からだは ちゅうに ういた。 ぐるぐる ぐるぐる・・・。 なんの つながりもない いろいろな ことが あたまの なかを かけめぐる。 さいごに わたしが みたものは あんこくの なかで あやしく ひかりを なげかける ほしの またたきだった。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! わたしは はなを つまみ あぶらのなかへ とびこんだ。 あづーっ!! わたしは とけてしまった。 ああ!! わたしは ゾンビにも なれないのか・・・。 ざんねん!!わたしのぼうけんはここでおわってしまった! 竹島のこと描いたの消すなよww -- みょん (2023-11-01 21 26 44) 名前 コメント